和歌山市民図書館
市民が主役の、「街の核」となる図書館へ
話し手:岩西 智宏(岩西産業株式会社 アトリエグリッド一級建築士事務所)
小川 貴央(株式会社サスカッチ 代表取締役)
聞き手:原田 亜美(金剛株式会社 社長室)
※所属・役職は取材当時のものです。
左から アトリエグリッド 岩西様・サスカッチ 小川様
左から アトリエグリッド 岩西様・サスカッチ 小川様
―この度は基本計画の策定業務を担当されたとのことですが、まずお二人が普段はとのようなお仕事をされているのかを教えて下さい。これまでのお仕事の中でこうした計画策定業務をされたご経験はあったのですか。
―初めての業務に取り組もうと思われた理由はありますか。
―ワークショップの概要について教えて下さい。
ワークショップの様子
―ワークショップの手応えや感想を教えて下さい。
―勉強会の詳細について教えて下さい。
―市民図書館から始まった活動が、有志の団体となり、法人化にまで発展したのですね。法人となった「みん図書」の今後の展望を教えて下さい。
―それでは最後に、和歌山市民図書館の新館に対して期待することを教えて下さい。
―本日は貴重なお話をありがとうございました。
【表】ワークショップ各回詳細
テーマ | 「まち」から生まれる図書館・図書館から生まれる「まち」 |
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目的 | 基本構想において新図書館の基本理念を「図書館がつなぐ-「本と人」 「人と人」 「人とまち」- 知・情報・交流・くつろぎの拠点」としていることを踏まえ、図書館を媒介として人・本・まちがどのよう に出会い、新しい価値を創造できるかについて、和歌山市のまちの中へ出て図書館のサービスとつながる資源を発見し、新しい図書館が和歌山のまちづくりに果たす役割を市民とともに考える。 |
各回内容 | キックオフ講演会 演題「みんなでつくろう未来の図書館」 講師 渡部幹雄(和歌山大学附属図書館 館長) 平成27年11月17日(火)開催/参加者 65 名 日本全国、世界各国の先進的な図書館を画像と共に分かりやすく紹介。図書館は本の貸出だけでなく、いろいろなことができる場であるという話から、図書館は「成長する有機体」として新しく建てた時がスタートで、そこから成長し、市民みんなで育てていくものだという指摘があった。 |
第 1 回:まちと図書館をつなげるためのアイデアづくり 平成27年11月21日(土)開催/参加者 26 名 オリエンテーション、図書館最新事例ミニレクチャーに続き、「和歌山市の文化・歴史・観光を見つけて共有し、学ぶためのアイデアを考えよう」「働く・住まう・育てるに役立つ図書館、まちのアイ デアについて考えよう」という2つのテーマについて、参加者が自由にアイデアを出し合うブレインライティング方式で実施。5チームに分かれそれぞれのテーマについてチームごとにアイデアを書き出し、模造紙上に整理していった。 |
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第 2 回:わかやまの「図書館と本と情報とつながり」マップづくり ―まち歩き編 平成27年11月28日(土)開催/参加者 31 名 1回目で出たアイデアを基にチームごとに和歌山のまちを歩き、まちと図書館をつなぐ資源を発見し、撮影した写真をマップに落とし込んでいくことでまちと図書館がつながる具体的なイメージを作った。 |
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第 3 回:わかやまの「図書館と本と情報とつながり」マップづくり ―地図づくり編 平成27年12月6日(日)開催/参加者 28 名 2 回目で作成したマップを基に、発見した資源が新しい図書館の機能・サービスと具体的にどのように結びつくかを意識しながらチームごとにテーマを設定した「まち歩き地図」を作成した。 |
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第 4 回:まちと図書館をつなげるためのアイデアを基本計画に活かす 平成27年12月12日(土)開催/参加者 35名 1回目~3回目までに出されたまちと図書館をつなぐ具体的なアイデアを基に、新しい図書館を利用するイメージをさまざまな年代、職業の市民を想定して図書館利用ストーリーを参加者全員が作成し、その相関図を作った。 |