KONGO 総合カタログVol11
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5見直し Review日常管理による予防対策文化財害虫の餌やカビの原因となる埃を定期的な清掃で取り除きましょう。カビに対する基本的な対策は、水分のコントロールです。湿気だまりを作らず、相対湿度を60%RHより低く維持することです。また、こまめな掃除や作品のクリーニングは、カビの胞子や栄養源を豊富に含む汚れや埃を除去するので非常に有効です。̶ 詳細は→P175 ̶̶ 詳細は→P173 ̶̶ 詳細は→P182 ̶̶ 詳細は→P179 ̶̶ 詳細は→P177 ̶̶ 詳細は→P185 ̶■防除作業■中性紙保存箱貴重書や文書、絵画などの保存箱です。̶ 詳細は→P183 ̶̶ 詳細は→P191 ̶■環境調査4対処 Respond収蔵資料に安全な方法を採る■ 文化財害虫被害移動棚自立棚図書館書架・閲覧家具収蔵庫設備展示什器資料保存用品KONGO FACILITY PLANNING※ご注文に際して : 小物商材は別途送料等かかる場合がございます。 御見積のご用命はお近くの営業所までお問合せください。文化財害虫が発生した際は、直ちに文化財害虫の拡散・被害を阻止するために隔離し、駆除の対象や被害範囲、文化財の材質を考慮した適切な方法で対処します。̶ 詳細は→P187̶温度・湿度環境空気質環境文化財虫菌害保管形態アウトガス(文化財汚染ガス)ビネガーシンドロームカビ・文化財害虫保管容器ボード他ほかの収蔵資料に被害が移らないように隔離したうえ、発生場所の水分除去・湿度を下げることが重要です。カビを放置しておくと、さらなるカビの増殖や文化財害虫を誘引することになります。参考『文化財のカビ被害防止チャート―カビに強い環境に IPMの考え方に沿って―』 東京文化財研究所 『文化財の生物被害防止ガイドチャート 臭化メチル代替法の手引き(平成22年度版)』 東京文化財研究所『見てわかる文化財のIPM』 公益財団法人 文化財虫菌害研究所■データロガー■パッシブインジケータ環境把握●日常管理=IPMメンテナンス■ カビ被害知る観察データ収集■除湿機■汚染ガス吸着シート対処例対処調査・記録隔離処置■空気清浄機保存環境管理IPMメンテナンスデータ収集170環境保全調査のフローまずは、現状を知ることから始めましょう。把握した状況に応じて最適な対策を立てることが、総合的(効果面・環境面・経済面)にみて有効かつ負荷が最も少ないと考えます。

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