展示什器 DISPLAY EQUIPMENT & FURNITURE

ミセル+マモル+ツカウ。
 美術館や博物館などの文化施設は、先人たちが残した貴重で大切な財産、あるいは現代人が残していく文化を多くの人に公開する場所です。
「もの」とものに宿る「想い」も共に未来へと運ぶ、箱舟のような空間づくりをご提案します。

ミセル+マモル+ツカウ

展示什器の設計方針

展示ケースの提案に当り、次の設計方針を基本とします。

  • 【ミセル】魅せ方

鑑賞性:快適に鑑賞するために、透明度の高いガラスを提案します。
加えてガラス面に処理を施すことで写り込みを軽減し、さらなる快適性を得ることが可能です。
演出性:照明を設ける場合は、高演出性のLED照明を推奨します。
調色装置や調光装置を付けることで幅広い照明演出が可能となります。


  • 【マモル】防災、内部環境

安全性:ガラスにフィルムを貼ることで、ガラスが割れた際に破片の飛散を予防します。
また免震装置を組み合わせることにより、地震に備えることが可能です。
気密性:設置室内の湿度環境とケース内部の湿度環境を切り分けて管理したい時には、エアタイトケースを推奨します。


  • 【ツカウ】使い勝手

操作性:軽い操作で開け閉めできるドアを採用しています。
基本的に作品の出し入れのためのドアと、調湿剤の交換および照明メンテナンスのためのドアを切り分ける機構を推奨します。

展示ケース,展示什器

文化財公開施設の計画に関する指針 [展示室・展示ケース] 

  • 外光の入る間口部は、原則として設けない。
  • 収蔵庫と同一の保存環境を実現するとともに、防犯上からも展示ケースの使用が必要である。
  • 閲覧者の出入等により、展示室が著しい外部環境の影響を受けることがないように設計する。
    展示ケースの設計については、以下の点に留意すること。
    • 展示物の大きさや展示作業上の安全性、機能性及び耐震性を考慮して設計する。
    • ケース内の温室度調整法にはおおむね次の方式があるが、環境や施設計画、将来の管理・運営を十分に考慮した上で、採用することが望ましい。(調湿剤使用方式・空調方式・自然換気方式)
    • 展示ケースのガラス等は、十分な強度を持ったものを使用する。また、地震等の災害や不慮の事故を考慮して、張り合わせガラス等を使用することなどは有効である。
    • 移動ケースは、重心の位置を低くし、横すべりなどの防止対策を講ずる必要がある。

文化庁文化財保護部・平成7年8月(抜粋)

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