スライドアームラック

鋼材や資材などの長尺物を省スペースで保管できる専用収納ラックです。
丸ハンドル移動棚の技術を応用し、出納作業を安全かつ効率よく行えます。

選ばれる理由

  • 長尺物の取扱に重宝します。
  • 必要に応じてアームラックをせり出し、材料の入出庫が容易にできます。
  • 丸ハンドル移動棚の技術を応用し、「人力で十分対応できる操作性と安全性」、「必要な時に必要な分だけ取り出す機能性」を実現しました。

特長

省スペース保管、在庫管理の見える化、保管物の品質管理、作業効率の向上、安全作業の確保

保管管理の難しい棒鋼、形鋼、パイプなど重量長尺物を合理的に立体保管できるため、平置きでの保管と比べてスペースを大幅に節約できます。
また、立体保管により在庫量が見やすく、分かりやすくなります。
強固な荷重設計と取り扱いの簡略化で、商品の出し入れ時や保管中のキズ、ヘコミ、湾曲を防止するだけでなく、極めて軽いハンドル操作で、スムーズな作業を実現します。
優れた耐久性と合理的な設計で、作業者の安全を確保します。

スライドアームラック開発秘話

スライドアームラックの開発経緯は、浅井産業株式会社の工場現場(現・株式会社碧南プロセッシングセンター)より、丸棒・パイプの材料保管のご相談をいただいたことがキッカケでした。

「材料が直置きや刀掛け(バーラック保管)で保管されており、出し入れがしにくい」
「素材が束になっているので扱いにくい」とのこと。
そこで、写真のように考えご提案させていただきました。
丸ハンドルによる機械式駆動を採用することにより、メンテナンス性とコストを最小限に抑えつつ、故障リスクも軽減することができました。
(電動式は操作が楽で簡単ですが、導入費や保守メンテナンスのコストアップ、故障リスクも懸念されます。)

このようなお客様の声を通じた製品開発のチャンスを、他にはない独自のアイディアとノウハウを活用し、新たなるビジネスチャンスへ繋げる。
ユニークな製品を生み出す源泉を大切にする企業姿勢も、弊社のアイデンティティの1つです。

操作方法

操作したい部分へハンドルを取り付けて回転させるとスライドアームがせり出します。
ハンドルは非常に軽い力で操作できます。

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動画

図面データ・仕様

図面データ

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仕様

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納入事例

株式会社碧南プロセッシングセンター 様/自動車部品工場:材料資源保管

スライドアームラックで作業性が30%も向上!

私どもは少量多種生産の工場ですので、材料資源の種類と量が共に非常に多いです。
それらを保管しておくにはスペースが必要になるのですが、広い工場敷地がない中小企業にとっては、新たな保管スペースが充分に確保できません。

資材から製作への工程はホイスト作業によるものですので、ラックアームがスライドできるのは非常に助かっています。
「安全性」「品質保持」「作業性」「省スペース」において高く評価できます。
従来の刀掛け方式ラック7台から、スライドアームラックでは5台に縮減できました。
社内調査によるとスペース有効活用のみならず、作業性が30%も向上しています。
工場は頻繁にレイアウト変更がありますので、材料資材の一時置き場がコンパクトであることは非常に有効です。

金剛さんには色々と改善・改良の意見を出し、取り組んでもらいました。
お陰で追加設置したラックの製品品質も非常に良くなり、満足しています。

株式会社東和製作所 様/各種産業用油圧シリンダー製造他:材料・加工品・完成品の保管

長尺物の取り扱いに、大変重宝しています

当社では、長尺物を材料・加工品・完成品ごとに保管する必要があり、広範囲の保管スペースが必要でした。
スライドアームラックの導入により立体的な保管が可能になり、省スペースを実現、また工場各工程の生産ラインに組み込むことによって作業性を向上することが出来ました。
スライドアームラックの最大のメリットは上記の通り、「省スペース」と「作業性の向上」ですが、その他にも、小指でも動かせるハンドリング(操作性)、動力不要(省力化)などが挙げられると思います。

立体保管されているため、使用する材料が一目で把握できるのも好ましいですね。
当社のように長尺物を取り扱う製造業としては、スライドアームラックは大変重宝しており感謝しています。

株式会社中村精機 様/自動車部品工場(ATトランスミッションのギア製作他):材料資材の保管

丸棒の立体保管により、スペース不足の課題を解決!

工場ラインを増設することになり、これまで資材置き場として使用していたスペースを候補地としました。
しかし、そこには、材料資材の6m丸棒(磨き棒鋼、束単位)が前置きされていましたので、この収納方法を再検討する必要がありました。

今回、スライドアームラックの採用により、計20種類もの丸棒を立体保管することができ、スペース不足の課題を解決。
さらに、実際に運用を開始してみると「ハンドリングが容易」、「省スペース化が実現できた」 、「どこに何が置いてあるのか分かりやすくなった」など非常に高く評価する声があがっています。